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万事、塞翁が馬

人生の幸・不幸は予測しがたい。京都の酒造ベンチャー"FLFS"の「名目上の社長」こと姉崎亮太の平凡な日常の記録。

砂糖の仕入れ

自営業のノウハウ

ウチは果実酒の会社で、果実酒の成分果物と酒と水と砂糖だ。だからウチでは砂糖を結構買う。

砂糖の問屋さんに話を聞いたところ、
・砂糖の値段は東京の商品市場で決まる。
・製糖会社と砂糖問屋との取引値段が決まり、日経新聞なんかにのってる
・問屋で砂糖を買ったときの値段はその値段+α

ただし
・スーパーで買ったほうが安い
なんじゃそりゃ!?

 なんでもスーパー業界は競争が激しく、どこも自社が一番安い!とアピールする。イベントや週末に安く売るセールの目玉も必要だし、普段から安いんです!というためにはいつも安い食品をおいとかないといけない。

砂糖や塩は賞味期限がない(からからに乾いてるので菌がすめない=腐らない)。いつまでも常温で保存できるので売れ残っても廃棄しないでよい。そこでセールの目玉と日常での安売りの両方で使われる。スーパー側は宣伝・イメージ戦略の一環として仕入れ値より安く売ってるんで市場取引価格より安く売ることが常態化している、との事。

「困りますねー」
と問屋さんは笑っていた。

ケーキ屋やパン屋は1kgの袋は邪魔くさいので30kgの袋を買う。それは市場価格+αで問屋から買う。
問屋は大口の袋を扱える、取引記録を一覧にして出せる、トレーサビリティがある、といった事を売りにしていて、ケーキ屋からすると毎日の作業が簡略化できるので人件費を考えると問屋で買ったほうが安いので問屋を使うのだそうだ。

だからケーキ屋とかは問屋で、飲食店なんかはスーパーで買ってるんだって。

うちは毎日大量に使うって程ではないので30kg袋だと扱いに困る(なんせ狭いしね)。近所のスーパーで買うことにしてて、近くのスーパーで砂糖の特売をしてないかはマメにチェックしてる。


今日も近所のスーパーで「全品5%OFF」というのをやってて10kgほど買ってきた。10kgは結構重い、というか痛い。スーパーの袋が指に食い込む。痛さに耐えて帰ってきて10袋並べて
「安く買えたぜ」
とニヤニヤしていた。

10袋で80円浮く程度の話だ。経営上、どうだっていい金額だ。

でもこういう小さな勝利がないと退屈なんだよね。仕事というよりは趣味。安い娯楽だ。