万事、塞翁が馬

人生の幸・不幸は予測しがたい。最後に立っていたやつが勝ちさ。京都で酒造ベンチャーをやっているよ。

起業を成功させるための4つの条件

起業を成功させるための4つの条件というのがある。

①できるか
②売れるか
③儲かるか
④続けられるか

あらゆる組織には活動費がかかる。
活動に必要なお金を活動で賄えるなら存続する(ゴーイングコンサーン)が、賄えないとどこかから調達しないといけない。営利企業なら普通は借入だが、出資金を募る場合もある。
行政とNPOは寄付金や税金で運営してるから活動で賄う必要がないんだ。
民間企業は採算を取れることを、NPOと行政サービスは採算が取れない事をするのが役割だ。

活動によって活動資金を賄うには上の4つの条件が必要になる。

①できるか
商品開発、仕入れ、製造、発送までを自分たちは行えるか。生産能力や倉庫の広さや人手なんかだ。

②売れるか
販売ルート。生産した商品を出荷してお金に買えることが出来るか。直営店、小売店、問屋の合計の出荷数が何個か。

③儲かるか
販売して得たお金 - 製造にかかった費用=利益。
利益が出るのかそれとも赤字なのか。たとえ赤字でも取引実績とか知名度が上昇したという「お金以外の利益」がでるのならOKの場合もある。

④続けられるか
「材料が一時期しか手に入らない」「一回だけしか作れないとか」「次の入荷いつになるかわからない」
だと商売として成り立つのは難しい。
あと従業員が辞めちゃうとか、工場の機械が壊れそうとかも事業が続けられなくなる。

たいていの場合は②売れるかが問題になる。
作ったけどお金にならなくて倉庫で不良在庫になってる
お店始めたけど誰も客来ない
とか。

販売できてるけど儲からないのなら、儲かる新商品作るとか原価を下げるとかできるけど客に届かないってのはどうしようもない。
顧客獲得の手段は
お客さんのところに行く(営業)かお客さんに来てもらう(宣伝)かのどちらかしかない。

ただ僕もそうなんだけど、「趣味が高じて起業しました」タイプはモノを作るのは得意なんだけどモノを売るのは苦手なんだよね。営業や宣伝のノウハウなんてまるで持ってないんだ。

 

酒造免許はわりと簡単に取れるよ 3.OEM編

免許の話は今回で終わり。

国内で酒造ベンチャーを作るには3つの方法がある。
特区の簡易免許を取る
②正規の酒造免許を取る
③酒造メーカに製造を委託(OEM生産)して、酒販免許(酒屋の免許)をとって販売する

①酒造免許はわりと簡単に取れるよ 1.特区編
②酒造免許はわりと簡単に取れるよ 2.正規免許編

今回は③の酒造免許を取らないでOEMで起業しちゃうパターンだ

起業が成功するには4つの条件が必要になる。
①できるか(製造ノウハウ、認可の取得)
②売れるか(販売数量つまり販路開拓)
③儲かるか(純利益、または取引実績などお金以外の利益)
④続けられるか(安定した仕入、十分な人手)

 

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酒造免許はわりと簡単に取れるよ 2.正規免許編

前回の続き。いくつか条件はあるけど酒造免許は割りと簡単に取れる。

条件は
①日本酒(清酒)はとれない。②ヤクザ・前科モノは取れない。③税金のトラブルを抱えているととれない

日本酒をどうしても作りたいなら海外(カナダなど)で起業するか、日本酒の酒蔵を丸ごと買収するかのどちらかしかない。
③はしょうがないとして②はちょっと人権問題じゃないの?と思う。
ただ役所の基準は最高裁で判決が出ない限り覆らないから受け入れるしかない。

この3つの条件に当てはまらない人なら、酒造免許を取れないわけではない。

国内で酒造ベンチャーを作るには3つの方法がある。
特区の簡易免許を取る
②正規の酒造免許を取る
③酒造メーカに製造を委託(OEM生産)して、酒販免許(酒屋の免許)をとって販売する

①は前回 酒造免許はわりと簡単に取れるよ 1.特区編 書いたので、今回は②の正規免許を取得するケースについて

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酒造免許はわりと簡単に取れるよ 1.特区編

うちの会社は民家を改装して作った「日本一小さい酒造ベンチャー」だ。希望者は見学ができる(好きなだけ試飲できる)。
よほどの物好きか、京都市内の人くらいしかこないだろうと思ってたら、遠方から来る人が結構いる。酒造免許を取って酒造ベンチャーを始めたい人がわざわざ来るんだ。
「調べてみたけど取れないとか難しいっていう話ばっかりで、とった人の話が聞きたくて」
というのが見学者の1/3くらいだ。

この間もそういう人が来て、免許関係のアレコレを説明した。何回も説明してきたのでだんだん説明に慣れてきた。

いくつか条件はあるけど、酒造免許は割りと簡単に取れる。

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エプソン EP-707Aの廃インクエラーに対応

起業するとどうでもいいようなしょうもないノウハウがたまる。プリンタ関係もそうだ。

インターネットでモノを売るという形で商売をしていると、プリンタと宅配便とダンボールは必須だ。結局ネットショップは箱詰めとの戦いになる。HPは注文はとってくれるけど箱詰めも発送も人がやらないといけないからだ。

発送の際の宛名書きが大変なんでプリンタでシールを印刷するのが日常業務になる。プリンタが最重要機器で、その機種選定は結構重要だ。なんせプリンタが壊れると業務に支障をきたす。

エプソンのプリンタは性能にはまったく問題がない。印刷もキレイだし位置決め精度もよい。前の安い複合機が故障ばかりで毎日大変だった。買い換えて正解だった。価格帯の問題もあるんでどのメーカがいいとは一概に言えないけど。

選ぶ時の基準は①スキャナは要らない ②Wifi必須 ③4色インクと言ったところかな。インク数は少ないほうがトラブルになりにくい。Wifiがあるとスマホからも操作できるんでPC壊れた時に便利だ。スキャナは,,,使う機会ある?年に3回くらいかな?大抵はスマホのカメラで十分だったりする。

さて表題の廃インクエラーの話

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メイソンジャーサラダを作る

酒造ベンチャーの仕事は半分が法務、1/3がHP作りや広報、商品の製造や開発は残りの部分といった感じ。趣味でやっていた時は作る100%だったんだけど、起業したせいで作業が5倍に増えたという事か。

今日もネット用に写真撮影をしていた。それがこのメイソンジャーサラダ。

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中身はというと

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新しい出会い系アプリを思いついた

心理学者の植木 理恵先生の本によると恋愛と友情は違うんだそうだ。

恋愛:異質性の発見
友情:同質性の発見

自分と似てる所が多いヤツほど友達になると楽しい。恋愛は逆で「自分と違う所に刺激を受ける事」なんだそうだ。


なので心理学的には
・相手の言動にイラっとする事が恋のはじまり
・相手の異質性を最初好きになって、知れば知るほど好きになっていくが、そのうち知らない部分がなくなる。その時に恋は終わる。
・終わらない恋は存在せず、自分と違うところを好きになって、昔好きだった自分と違うところが嫌いになって別れる
のだそうだ。

”だから自分と趣味の合う異性と付き合うと異質性が少ないからすぐに燃え尽きてしまう。恋人を探す時のコツは自分と正反対の人を探すこと” だってさ。

だったら、これを出会い系アプリに組み込めないもんだろうか?
異質性が多ければ多いほど恋愛の相手として魅力的で、異質性が少なければ少ないほど友達として魅力的だというのなら、好き嫌い2者択一の質問を30個くらい用意して回答の偏りを利用してマッチングさせたらどうだろうか?

恋人探しも友達探しもできるアプリ。

割といいアイディアだと思うんだ。誰か作ってくれないだろうか?だって、ほら僕忙しいから。

そんなに難しくないと思うし、なんせ恋愛は巨大市場だ。当たればでかいぞ。成功した時は飯でもおごってくれ。お肉が食べたいな。